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kokugo plusのこくご

​​通塾される際の《心得》をお示しします。

​​はじめに

当塾に通塾されるにあたって、以下のことを意識して学習に努めてください。
当塾では、《授業で知り、復習で得、予習で試す》を基本サイクルとしています。このサイクルを大切することで、徐々に国語力が磨かれ、国語の学力伸長につながります。国語という教科・科目は、すぐに力が伸びるものではありません。相当な時間にわたって地道な努力を重ねなければなりません。そのことを肝に銘じて通塾をしてください。

複雑な思考をするために

近年、教育現場において、「思考力・判断力・表現力」を身に付けることの大切さがより強調されるようになりました。
思考するに際しては、与えられた物事を整理することが不可欠です。頭の中でただ漠然と考えるのではなく、物事の理路を整然とさせることが肝要です。言うまでもなく、文章の読解や答案の作成にあたっては、この物事を整理する作業が非常に重要な役割を果たします。
例えば、文章を読む際に筆者の主張にマーキングしたり、答案を作成する際に思考の過程を残したりしておく作業をすることで、はじめて緻密な読解や答案作成を行うことができます。
つまるところ、物事を顕在化させる作業の積み重ねが、より深い思考力・判断力・表現力を生むわけです。

​​身体を動かす

上記の作業を行うにあたって、便利なツールがありますので紹介します。当塾では、卒塾まで必須のツールとなります。
・鉛筆(H・HB・2B)、消しゴム
・三色マーカー(黄色・赤色・青色)
・ノート(方眼・1行15マス)
鉛筆を用意するのは、入試当日の筆記用具として指定されているからです。また、普段の家庭学習から鉛筆を使いこなす習慣をつけるためでもあります。ところで、多数の鉛筆の種類を用意するのは、一種類だけでは作業を行う際に思考を構造化しにくいためです。そのため、シャープペンシルより鉛筆の方が実践向きとなります。
三色マーカーを用意するのは、授業の際に思考をより構造化しやすくするためです。入試で使うことができるツールは一色の鉛筆のみとなりますが、授業ではマーカーを用いることで、より鮮明に構造化できるようにします。
方眼形式のノートを用意するのは、入試当日の解答用紙に慣れるためです。また、答案用紙にすぐ答えを書いてしまう癖をつけることを防ぎます。答案作成においては、字数制限なしの答案を作成してから、字数制限に基づいて答案の推敲を行うのが原則です。また、思考の過程をノート残しておくことで、授業をする側が答案を添削することが可能となり、より有意義な授業にもなります。
このように、3つのツールは通塾にあたって必要不可欠なものとなります。手を動かすことで物事の構造を的確に捉え、目を動かすことで物事全体を俯瞰的に理解することが、これらのツールによって可能となるわけです。

​​さいごに

通塾をはじめたばかりの頃は、きっと分からないことが多いことだろうと思います。
しかし、当塾の学習サイクルを守ることで、一定の《型》が身に付くようになります。努力を重ねた結果、《型》が完成してしまえば、あとは反復をするだけです。演習のレベルを徐々に上げながら、より質の高い答案が作成できるよう努力をしていきましょう。

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